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「テンポ的には合う」渡辺勇大、田口真彩組が快勝発進 ワタガシ解消から15日再出発…バドミントン全日本社会人

スポーツ報知 / 2024年9月7日 22時19分

ワタガシペア解消後、初戦に臨んだ(奥から)渡辺勇大、ペアを組んだ田口真彩

◆バドミントン ▽全日本社会人選手権 第1日(7日、鳥取産業体育館ほか)

 混合ダブルスで、渡辺勇大(BIPROGY)、田口真彩(ACT SAIKYO)組が初戦の2回戦に登場し、白石大智、若林真名組を21―8、21―13で下した。パリ五輪で2大会連続の銅メダルを獲得した渡辺は、13年ペアを組んだ東野有紗(BIPROGY)とのペア解消から15日後、新たなスタートを切った。「若い選手と組んで戻ってこられてうれしい。まだまだ負けたくない気持ちで、優勝を目指して頑張っていきたいと思います」と充実の汗をぬぐった。

 田口が在籍するACT SAIKYOの小宮山元監督が、以前にBIPROGYの前身の日本ユニシスを率いていたこともあり、渡辺が「(ワタガシペア解消後も)まだミックスをやっていきたい」という話も耳にしていた。昨年の世界ジュニア選手権女子複優勝の18歳・田口は高い素質を持つ。渡辺から「やらせてもらえませんか?」と声をかけた。田口はもともと女子複、混合複ともに頑張りたい気持ちがあり、小宮山監督は「田口の経験にはめちゃくちゃ最高なので女子ダブルスをやりながらでもいいのであれば」と答えた。

 渡辺はジャパン・オープンを最後にワタガシペア解消後、田口の拠点の山口に出向き、ペアでの練習を開始。世界トップを走ってきた経験を細かく伝えてきた。4日ほど練習し、この日の初戦に臨んだ。多くのファンや報道陣が駆けつけた中、田口は速さとリーチを生かし、高い守備力を見せたが、少し動きは硬かったといい「ちょっと緊張はしていたね。スイングスピードを上げられなくて」と指揮官。ただ、第2セット中盤からは、渡辺が好機を作り、田口が強打を決める場面も増えた。18―9で田口がスマッシュを決めると、渡辺もうなずき、声をかけた。

 今後のペア継続についてはまだ不透明だが、10月のデンマーク・オープンにエントリー。12月の全日本総合選手権も見据え、今大会への出場を決めた。小宮山監督は「田口は動きのスピードがあるので、渡辺も動きのスピードが速いので、テンポ的には合う」と感触を語るが、「まだ力の部分では、田口はまだ細いですから、パワーもつけていきたい」と課題を掲げた。世界を知る渡辺とペアを組むのは、18歳の田口にとって経験も積める絶好の機会。多くを学び、飛躍につなげる。

 ◆渡辺 勇大(わたなべ・ゆうた)1997年6月13日、東京・杉並区生まれ。27歳。7歳から競技を始め、福島・富岡一中、富岡高時代から混合ダブルスで1学年上の東野有紗とペアを組んだ。16年に日本ユニシス(現BIPROGY)入社。ワタガシでは全英オープンを3度制覇。世界選手権は19年から4大会連続でメダル。21年東京五輪で同種目日本勢初のメダル。今夏のパリ大会では日本勢初の2大会連続の銅。先月、一般女性との結婚を発表。167センチ。左利き。

 ◆田口 真彩(たぐち・まや)2005年10月9日、宮崎・日向市生まれ。18歳。小学3年で競技を始め、中学2年の時に山口の柳井中に転校。柳井商工高に進み、21~23年の全国高校総体女子団体で3連覇。3年時は女子主将。昨年10月の世界ジュニア選手権では玉木亜弥と組む女子複で金メダル。昨季、国内最高峰のS/JリーグでACT SAIKYOの内定選手として出場し新人賞。165センチ。左利き。

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