卓球元日本代表・石川佳純さんの「４７都道府県サンクスツアー」…山形で実技指導やトークショー

真剣な表情で選手のプレーを見つめる石川佳純さん

　元卓球日本代表の石川佳純さん（３１）が全国を巡る卓球教室「石川佳純４７都道府県サンクスツアー」が７日、山形県体育館で行われた。県内の小学３～６年生６０人が参加し、実技指導やトークショーを行った。

　フットワークやラリーなどの模範演技を披露した後、時には手を取って優しく指導。石川さんや食に関する「○×クイズ」なども行われ、「こうして子どもたちと卓球ができることが、引退した自分にとって楽しみな時間。皆、積極的に質問もしてくれて、元気をもらいました」と笑顔で交流した。

　ツアーはこれが２８度目の開催となり、東北での開催は福島、岩手に続いて３県目。前日の夜には「芋煮を食べました。食べ物が何でもおいしくて、食べ過ぎちゃった」と山形グルメも堪能した。最後は「毎日の積み重ねや継続で感じる達成感があると思う。私もチャレンジを続けるので、皆もどんどん新しいことに挑戦してほしい」と小学生たちにエールを送った。（秋元　萌佳）

　○…参加した原幸夏さん（余目二小６年）は８―８から開始した石川とのチャレンジマッチで３連続得点で見事勝利。「テレビで見ていたサーブを受けることができた」と喜んだ。得意なバックハンドドライブについても石川さんから助言を受け「インパクトに勢いをつけたらしっかりとスピードも回転もついた」と笑顔。将来は「石川さんのような選手になりたい」と夢を語り、「たくさん練習して強くなります」と意気込んだ。