ＧＫ鈴木彩艶、体重１００キロ超え明かす「まだ全然２２歳で成長しているんで」 ２戦連続の完封狙う

鈴木彩艶

　【マナマ（バーレーン）７日＝星野浩司】　サッカー日本代表ＧＫ鈴木彩艶（ざいおん、パルマ）が、２０２６年北中米Ｗ杯アジア最終予選第２戦のバーレーン戦（１０日・リファー）に向けて現地で練習後に取材に応じ、「強い相手と戦うメンタリティーで向かっていきたい」と２戦連続の完封勝利を誓った。

　５日の中国戦（７〇０）は２２歳１５日でフル出場。９７年の川口能活氏（２２歳２３日）を抜き、日本人ＧＫで最年少で最終予選デビューを飾った。川口氏とは東京五輪代表でＧＫコーチとして指導を受けた間柄。今夏加入したイタリア１部パルマでＡＣミラン相手に初勝利を挙げた際に「初勝利おめでとう」と祝福メッセージが届いた。「（川口氏は）みんなの記憶に残ってる選手。常に見てくださっているので、自分も記憶に残るような選手になれればと思います」と見据えた。

　昨年夏に浦和からベルギー１部シントトロイデンに移籍後、身長１９０センチの恵まれた体格はさらにレベルアップした。この日の練習後、報道陣から「また体が大きくなった？」と指摘され、「少しずつ、まだ全然２２歳で成長しているんで」とニヤリ。公称９８キロの体重については「１００キロ前後」と“大台”超えを明かした。体重を増やしながらスムーズに動くバランスについては「数値がいきなり上がるとバーンとなってるように見えるけど、自分としては順調です」と手応えを語った。

　バーレーンは初戦で強豪オーストラリアを撃破した勢いとホームのアドバンテージを持って、日本に挑んでくる。鈴木は「明らかに（中国より）クロスやシュートがたくさんくると思う。中国戦は自分の中で１回切り捨てて、ゼロから強い相手と戦う気持ち、メンタリティーで向かっていきたい」と力を込めた。