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友風が3場所ぶりの白星発進 師匠からは「目先の白星にこだわるより土俵で(自分の生き様を)どう体現するかが大事だ」とアドバイス

スポーツ報知 / 2024年9月8日 15時48分

友風(左)がはたきこみで藤青雲を破る(カメラ・岡野 将大)

◆大相撲秋場所初日(8日、両国国技館)

 今年6月に二所ノ関部屋から独立した中村部屋の部屋頭、東十両11枚目・友風が西同10枚目・藤青雲(藤島)をはたき込んで3場所ぶりの白星スタート。

 立ち合いは頭で当たった。中に入られそうになっても土俵際で得意のはたき込みを決めた。「自分のイメージの相撲ではないですけど、久しぶりの初日白星はうれしいです。土俵際は余裕はありましたけど、感覚のない右足で残る形になってしまった。体が危ないと反応したのでしょう。一回転してしまいました」と笑顔で振り返った。

 両国国技館のすぐ近くに引っ越して初めての本場所となった。「自宅から部屋に着いて、着替えて7分で国技館に到着しました」と友風。先場所、休場の原因となった右足太腿裏の肉離れを治療しながら、師匠・中村親方(元関脇・嘉風)から課せられたメニューを黙々とこなした。

 「師匠からは『お前は他の力士とは違う。目先の白黒にこだわらないで、(自分の生き様を)土俵の上でどう体現するかだ』と言われました」という。負け越しが許されない秋場所。友風の15日間が始まった。

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