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羽生善治会長、新将棋会館に「多くの人が訪れて楽しんで」 カフェやコラボグッズの販売も

スポーツ報知 / 2024年9月9日 8時0分

テープカットをする羽生善治会長(左から4人目)ら(カメラ・瀬戸 花音)

 日本将棋連盟の創立100周年にあたる8日、東京都渋谷区に新将棋会館が完成し、お披露目式が行われた。同連盟の羽生善治会長(53)や藤井聡太七冠(22)=竜王、名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖=らが出席した。テープカットを行った紋付きはかま姿の羽生会長は「100周年を新たな節目として、良い形で次の世代に残していきたい」とあいさつした。

 JR千駄ケ谷駅から徒歩2分の地にできた真新しい「ヒューリック将棋会館千駄ケ谷ビル」(地上4階地下1階)の1階部分が将棋の新しい名所となる。現将棋会館よりも千駄ケ谷駅に近づき、スポーツの聖地である国立競技場や、東京体育館、国立能楽堂が近隣に所在している好立地になる。羽生会長は「この場所を将棋界の総本山として、将棋ファンのみならず、多くの人が訪れて楽しんでもらえるような場所にしていきたい」と願った。

 10月1日には新将棋会館内に、道場やカフェ、売店を一体化した施設「棋の音(きのね)」がオープンする。売店では羽生や藤井らによる将棋連盟100周年記念グッズの他、来春から同ビルの上階にオフィスを移転させるアパレルブランド「ユナイテッドアローズ」との異色のコラボグッズ(Tシャツ、扇子、巾着、バンダナ)も販売。カフェではコーヒー好きな佐藤康光九段(54)プレゼンツの「康光ブレンド珈琲」や月替わりで棋士の顔がプリントされた「棋士カプチーノ」などが提供され、新将棋会館を盛り上げる。

 1976年から現在の将棋会館で行われてきた棋士たちの対局も、年明けから新将棋会館で行われる予定だ。公式戦を行う対局室は全12室。棋士・女流棋士向けに椅子対局場や動画配信用の防音対局場など、これからの100年を見据えた新たな設備も充実している。

 羽生会長は「自分が将棋の世界で歩んできた道がそこ(現在の将棋会館)に凝縮されている。離れてしまうのは寂しい気持ちもある」としつつも「(新将棋会館で将棋を指すのは)わくわくしている」と心を躍らせた。令和に誕生した新聖地でどんな名勝負が生まれるのか。次の100年へ、新たな歴史が幕を開けた。(瀬戸 花音)

 ○…この日午後には都内のホテルで100周年の記念式典が行われた。羽生会長は「アナログの時代からデジタルの時代に変わってきた100年だったが、将棋は将棋盤の前で人間同士が対局をして、コミュニケーションを図ることが何よりの基本であり原点」と語った。棋士・女流棋士含む関係者ら約700人が参加し、乾杯には藤井七冠ら棋士も登壇。盛山正仁文科相も出席し、100周年を祝った。

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