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DeNA、15日間でたった1敗の大猛追 大貫代役で急きょ2年目26歳右腕が先発6回0封 3位阪神に2差に迫る

スポーツ報知 / 2024年9月9日 5時25分

吉野(右)をハイタッチで迎える三浦監督(カメラ・宮崎 亮太)

◆JERA セ・リーグ 巨人0―8DeNA(8日・東京ドーム)

 救世主が現れ、番長が笑った。DeNA・三浦大輔監督(50)が「急きょの登板だったけど、しっかりとゲームをつくってチームが勝てたことは大きい」とたたえたのは、2年目の吉野光樹(てるき)投手(26)だった。背中の違和感で先発を回避した大貫に代わって先発し、6回無失点で2勝目。台風の影響などによる4試合の中止を挟み、15日間で7勝、わずか1敗としてV争いにしがみついた。

 チームを救いたい、その一心だった。緊急先発の右腕は「3回で潰れてもいい」とマウンドに立った。初回4得点と打線の援護を受け、その裏1死一、二塁を切り抜けると、初回からギアを上げ自己最長の6回を6安打で0封。「これだけ緊迫した場面で投げて勝てたことは自信になる」と胸を張った。

 10日からは優勝争い生き残りをかけ、甲子園で3位・阪神と直接対決。主将の牧は「今日、勝つか負けるかで試合の入り方が変わった。ビジターでも自分たちらしくやっていければ」と視線を向けた。半月の間、“ほぼ負け知らず”で首位と4・5差。勢い十分に敵地へ乗り込む。(内藤 菜月)

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