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近大が17年ぶり関大撃破!RB島田隼輔が殊勲の再逆転TD「ちょっと叫んじゃいました」

スポーツ報知 / 2024年9月9日 6時0分

第3Q、この日1本目のTDを決める近大RB島田(中央、カメラ・義村 治子)

◆関西学生アメリカンフットボールリーグ ▽第2節 近大35―31関大(8日・MKタクシーフィールドエキスポ)

 2試合が行われ、昨季5位の近大が第4クオーター(Q)にRB島田隼輔(4年)=近大付=のタッチダウン(TD)で3点差を逆転し、開幕2連勝を飾った。昨季同率優勝の関大に勝つのは2007年以来17年ぶり(20年はコロナ禍のトーナメント開催で対戦なし)。同じく昨季同率優勝の立命大は桃山学院大に71―6で快勝し、2連勝とした。

 「打倒・関大」の目標を実現し、近大がお祭り騒ぎだ。5点リードで迎えた第4Qに逆転TDを許したが、2分後、島田がこの試合2本目のTDで再逆転。「僕はそんなに感情的にならないけど、ちょっと叫んじゃいました」と、たまらず歓喜の雄たけびをあげた。

 11、16、17年には2部も経験した近大が関大を倒すのは、2007年以来17年ぶり。開幕戦の京大戦に続く逆転勝ちで、早くも昨季に並ぶ2勝目だ。島田は「関大戦が一番、甲子園ボウルのトーナメントに参加できる(上位3校)かの分かれ目になると思っていた。歴史を変える気持ちで臨んだ」と、夢舞台を見据えて全力で走り抜いた。

 立命大を4度の甲子園ボウル制覇に導いた名将で、今春就任した古橋由一郎ヘッドコーチ(59)も「勝てると思わなかった(笑い)。本当に成長した」と目を細めた。試合を積むごとに強くなる近大ビッグブルー。間違いなく、今季の台風の目だ。(森脇 瑠香)

 〇…昨季3校同率で13年ぶりの優勝を果たした関大が窮地に立たされた。第4Q開始早々にRB山崎紀之(3年)=箕面=が一時逆転のTDを決めたが、再逆転を許しての敗戦。磯和雅敏監督(57)は「情けない。大丈夫だろうって思って戦っているチームと、この一戦に懸けたチームの違い」と精神面の準備不足を指摘した。全日本選手権には今季からの方式変更でリーグ上位3校が出場できるが、「日本一どころか、一歩も二歩も後退した。残り全部勝つつもりで」と引き締めた。

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