大谷翔平が４０度猛暑吹き飛ばす特大４６号「あまり関係ない」 観客には水配布の異例対応も

◆米大リーグ　ドジャース４―０ガーディアンズ（８日、米カリフォルニア州ロサンゼルス＝ドジャースタジアム）

　ドジャース・大谷翔平投手（３０）が８日（日本時間９日）、本拠地・ガーディアンズ戦に「１番・指名打者」でフル出場し、１点をリードした５回１死走者なしの３打席目に、２１年にマークした自己最多に並ぶ４６号ソロを放ち、史上初の記録をさらに更新する「４６―４６」（４６本塁打＆４６盗塁）に到達した。安打が「１６２」、打点が「１０１」となり、ともに自己最多を更新した。

　圧巻の当たりだった。１ボールからの２球目。先発右腕・バイビーの８３・６マイル（約１３４・５キロ）チェンジアップを振り抜くと、右翼ポール際へ打球速度１１６・７マイル（約１８７・８キロ）、飛距離４５０フィート（約１３７メートル）、打球角度３４度で打球は消えていった。ポール際への打球だったため、リプレー検証となったが、判定が覆ることはなかった。

　午後１時１０分に開始した試合開始時の気温が３９・４度。試合中には４０度を超えるような暑さとなった。年中温暖な気候で知られるロサンゼルスとはいえ、異例の猛暑。観客には水が無料で配布されるなど異例の対応もされるほどだった。それでも特大弾を放つなど２安打を放った大谷は「（暑さによる）体力（消耗）はあまり関係ないですね。守備は出ていないので、攻撃の時にどう準備するかだけ。中の過ごし方はあまり変わらない」とさらりと言い放っていた。