1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

【大学野球】仙台大の右腕・佐藤幻瑛が自己最多タイ153キロ…8回を投げ毎回の10奪三振

スポーツ報知 / 2024年9月9日 8時48分

自己最速タイの153キロをマークして8回1失点の仙台大・佐藤幻(カメラ・有吉 広紀)

◆秋季リーグ◇仙台六大学野球 第2節第2日 ▽2回戦 仙台大5-1東北大(8日・東北福祉大野球場)

 仙台大が東北大に5―1で勝ち、勝ち点を2に伸ばした。先発右腕の佐藤幻瑛(2年=柏木農)が、自己最速タイの153キロを計測。8回を投げて5安打1失点、毎回の10奪三振と好投を見せた。

  スコアボードの「153」の数字に、一塁側スタンドの控え部員からどよめきが起きた。5回1死、仙台大・佐藤幻が投じた2球目が153キロをマーク。昨年11月の大学日本代表候補強化合宿で1度出したが、公式戦では初めてだ。7回まで毎回150キロ超を計測する力投で8回を5安打1失点、毎回の10奪三振。今季2勝目を挙げたが納得はしていなかった。

 「体のバランスが悪くてボール先行になってしまって、大事な場面でフォアボールを出してしまった」と、失点につながらなかったが6、8回の先頭打者に与えた四球を反省。最速タイについても「球速が上がっているのはいいけど(制球が)荒れてはダメ」と喜ぶことはなかった。それでも競り合う展開で先に失点を許さず、粘り強い投球を披露。バランスを崩して2試合計2回の登板に終わった今春と違い、1年時のような主戦級の働きを見せた。1日の前回登板は球数の多さなどに厳しい言葉をかけた森本吉謙監督は「緊張感のある中で投げ切ってくれたのはいいけど、これでいいわけじゃないよね、と。(投手陣の)柱でやってもらわないと困る」と、この日は厳しさの中に期待を込めた。

 球速については「(体の)キレが出てくればスピードも出てくれると思う」と、状態が上がれば最速更新もできるはずと自信をみせた佐藤幻は「謙虚に、やることをしっかりやるだけです」と力強く語った。一歩ずつ復活への道のりを歩んでいる本格派右腕が、一戦ごとにさらに成長した姿を見せていく。(有吉 広紀)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください