【大学野球】昨秋王者の関大が黒星 第１節での勝ち点ならず…ドラ１位候補左腕・金丸夢斗は登板なし

ベンチから戦況を見守る関大・金丸夢斗（中）

◆関西学生秋季リーグ戦　第１節３回戦　近大３―２関大（９日・わかさスタジアム京都）

　昨秋王者の関大が、対戦成績１勝１敗で迎えた近大との３回戦に敗れ、第１節での勝ち点獲得とはならなかった。

　３回、先発・岩井将吾（４年＝高田商）が、２死二塁から相手１番・伊藤愛都捕手（２年＝龍谷大平安）に左中間二塁打を浴び、先制を許した。

　４回１死一、三塁から５番・久保田翔太一塁手（４年＝明秀学園日立）の二ゴロの間に、三塁走者が生還。すぐさま同点に追いついた。

　１―１の６回、２番手・荒谷紘匡（３年＝佐賀北）が、１死二塁から相手３番・勝田成二塁手（３年＝関大北陽）に左前適時打を献上。なおも２死一、二塁からは代打・小泉凪璃捕手（１年＝宇治山田商）にここも左前適時打を許し、１―３とリードを広げられた。

　裏の攻撃では、３番・下井田悠人三塁手（３年＝報徳学園）が右越えにソロをたたき込み、１点差に迫った。だが、その後は近大投手陣を打ち崩せず、接戦をものにできなかった。

　１０月２４日のドラフト会議で１位候補に挙がる左腕・金丸夢斗（４年＝神港橘）は、ブルペン待機。前日の２回戦では２点リードの９回に登板し、１回２安打１死球２奪三振、無失点で試合を締めたが、この日は登板機会がなかった。