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日本ボクシング連盟、新国際競技団体WB加盟が決定「五輪に対する道を作っていく」 IBAと重複加盟

スポーツ報知 / 2024年9月9日 16時57分

ワールド・ボクシングから受け取った加盟の認定書を披露する日本ボクシング連盟・仲間達也会長(中央)

 日本ボクシング連盟は9日、都内で会見し、昨年設立された国際競技団体「ワールド・ボクシング(WB)」への加盟が承認されたと発表した。日本連盟は8月18日に会見を開き、加盟の手続きを進めることを表明。6日付でWBから承認された。選手の試合機会の確保などを目的として、国際ボクシング協会(IBA)からは脱退せず、重複加盟となる。

 五輪のボクシングを巡っては、国際オリンピック委員会(IOC)が組織運営の問題でIBAの統括団体としての資格を取り消している。IOCは28年ロサンゼルス五輪での競技実施の条件として新たな統括団体の設立を挙げており、昨年4月に米国などが中心となってWBを設立した。

 WBがIOCから新たな統括団体として承認されるためには、50か国以上の加盟が目安とされる。日本の加盟により45か国に拡大。仲間達也会長は「(現在も)複数の国が書類を提出し、審査中。50か国は目前ではないかと考えている」との見通しを示した。

 現状、複数の国がIBAとWBの両方に加盟する形を取っているが、IBAは原則として重複加盟を認めていない。日本はWB加盟の意向をIBAにも伝えているが、現時点では重複加盟に対するペナルティなどの通告は受けていないという。

 ただ、日本としては今後、五輪でのボクシングの地位を守るため、WBに軸足を置いて活動していく見通しだ。今月下旬にはWB主催の国際大会に男子57キロ級でパリ五輪代表の原田周大(専大)らの派遣を決定しており、11月に両団体の日程が重複するユース年代の大会にはWB主催大会への派遣を選択した。仲間会長は「WBという組織の中で我々が何ができるか。しっかり貢献を示し、日本のプレゼンスを高め、五輪に対する道を作っていく」との決意を示した。

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