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瀬戸大也を育てたパリ五輪の競泳日本代表監督・梅原委員長が退任へ…水連執行部と意見の折り合いつかず

スポーツ報知 / 2024年9月10日 6時0分

梅原孝之氏

 日本水連の競泳委員長で、今夏のパリ五輪で日本代表監督を務めた梅原孝之氏(54)が来年6月の任期満了を前に退任することが9日、分かった。

 関係者によると、梅原委員長は銀メダル1個に終わったパリ五輪から28年ロス五輪に向けた強化案を提示したものの、水連執行部の意見と折り合いがつかず。新委員長には92年バルセロナ、96年アトランタ五輪代表の倉沢利彰氏(48)が候補として挙がっている。

 個人メドレーで五輪3大会連続出場の瀬戸大也(CHARIS)を育てた梅原氏は、21年東京五輪の前に平井伯昌氏(61)から引き継ぎ競泳委員長に就任。パリ五輪からの立て直しのため、元ヘッドコーチの平井氏と長く日本競泳をけん引した上野広治元委員長(65)の再登板を提案したが、これに執行部が反対したとみられる。同委員会の中には水連執行部の姿勢に反発する委員もおり、平井氏ら数人が辞任する方針。28年ロス五輪に向けた強化が懸念される。

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