堤真一「人間としての課題を問う作品」…１０日から舞台「Ａ Ｎｕｍｂｅｒ―数」

初日前会見に出席した（左から）浅野和之、大東駿介、堤真一、瀬戸康史

　俳優の堤真一（６０）が９日、東京・世田谷パブリックシアターで舞台「Ａ　Ｎｕｍｂｅｒ―数」「Ｗｈａｔ　Ｉｆ　Ｉｆ　Ｏｎｌｙ―もしも　もしせめて」（同所で１０～２９日）の初日前会見に瀬戸康史（３６）、大東駿介（３８）、浅野和之（７０）らと出席した。

　英国の劇作家、キャリル・チャーチルの２作品を連続上演する。堤と瀬戸が出演する「Ａ　Ｎｕｍｂｅｒ―」はクローンを題材に、秘密を抱え葛藤する父と息子の会話劇。遺伝子工学を研究する大学教授の講義を受けたという堤は「人間とは何だ、自分とは何だという人間としての課題を問う作品。罪の意識を抱いたまま生きてきた父親役なので、そこはしっかり演じていきたい」と抱負を語った。