菅田将暉、主演作の撮影前日に奥歯が割れる「それくらい力が入っていたんでしょうね…」予期せぬトラブルを告白

映画「クラウド」の舞台あいさつを行った菅田将暉（左は窪田正孝、右は古川琴音）

　俳優の菅田将暉が１０日、都内で主演映画「Ｃｌｏｕｄ　クラウド」（黒沢清監督、２７日公開）のジャパンプレミアに共演の古川琴音、奥平大兼、岡山天音、荒川良々、窪田正孝、黒沢監督と出席した。

　誰もが標的になりうる日常と隣り合わせの恐怖を描いたサスペンス・スリラー。イタリアで開催された「第８１回ベネチア国際映画祭」（現地時間８月２８日～９月７日）のアウト・オブ・コンペティション部門で上映。さらに、第９７回米国アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表作品にも決定している。

　菅田は、客席を見つめ「やっと日本でお披露目できる。うれしいです」と笑顔。“転売ヤー”（＝商品を転売をする人）の主人公を演じ「淡々と真面目に悪事を遂行するように演じました。でも後半戦は追われる側の役だったので、怖かったですね」と撮影を振り返った。

　一方、クランクイン前は緊張感も抱いていたようで「さつまいもの皮をむいていたら、力んでいたのかピーラーで手を切ってしまって。食事中にはおそらく嚙みしめすぎて奥歯が割れてしまった。それくらい、力が入っていたんでしょうね」と予期せぬトラブルに見舞われたことを告白。「現場中もひげを剃（そ）る時に調節をミスして、半分ひげを落としちゃって。緊張していたんだなって…」と回想していた。