「坂本はやっぱり、タマに出しちゃダメ。続けて使わないと」堀内恒夫さんがレジェンドの存在を力説

１回１死、左越え６号ソロ本塁打を放った坂本勇人（カメラ・上村　尚平）

◆ＪＥＲＡ　セ・リーグ　広島１―６巨人（１０日・マツダスタジアム）

　首位・巨人が２位・広島との首位攻防３連戦の初戦に快勝し、ゲーム差を２に広げた。６月１２日以来となる２番で出場した坂本勇人内野手（３５）が、初回に左越えの６号先制ソロ。６回にも３点を加え、２１年から８連敗中だった森下に土をつけた。先発の菅野智之投手（３４）は５回１安打無失点でリーグトップ独走の１４勝目。日本一を知る両ベテランの底力に加え、阿部監督の采配もズバリとハマり鬼門マツダを克服し、最短１３日の優勝マジック「１２」点灯へ加速した。

　＊　＊　＊　＊　＊

　高めのストレート。しかし、その失投を見逃さなかった坂本。まだまだ捨てたもんじゃないな。「坂本」という存在の大きな名前が、他の選手とは決定的に違うのよ。だから森下ほどの好投手が、あんな１球を投げてしまう。坂本はやっぱり、タマに出しちゃダメ。続けて使わないと、この選手の良さは出ない。味が違う。名前が違うのさ。（スポーツ報知評論家・堀内恒夫）