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山本由伸、右肩負傷から87日ぶりメジャー復帰 初回3者連続三振 鈴木誠也も157キロ直球に手が出ず

スポーツ報知 / 2024年9月11日 11時18分

◆米大リーグ ドジャース―カブス(10日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 右肩腱(けん)板損傷で60日間の負傷者リスト(IL)入りしていたドジャース・山本由伸投手(26)が10日(日本時間11日)、本拠地・カブス戦で87日ぶりのメジャー復帰。先発マウンドに上がり、初回を3者連続三振で立ち上がった。

 1球目は96・8マイル(約155・8キロ)直球でストライク。1番・ハップをカーブで空振り三振に斬ると、2番・スワンソンはスプリットで空振り三振。3番・鈴木との日本人対決では97・6マイル(約157・1キロ)直球で見逃し三振。初回の最速は97・9マイル(約157・6キロ)だった。

 世界一を奪還した昨年3月のWBC日本代表で共闘したカブス・今永昇太投手(31)とは日米通じて初めての投げ合い。「すごくうれしく思いますし、自分は自分の投球がしっかりできるように落ち着いてプレーしたいと思います」と右腕は意気込んでいた。前回3日(同4日)の3A登板では2回で53球を投げて2安打2失点だった。この日も50~60球の球数制限がつく中、抜群の入りを見せた。

 メジャー1年目の山本は6月15日(同16日)の本拠地・ロイヤルズ戦で2回緊急降板。約3か月のリハビリを懸命に行ってきた。ド軍の先発陣はグラスノー、カーショーら負傷者が続出しており、ここまで14試合で6勝2敗、防御率2・92の背番号18にかかる期待は大きい。「私たちが考えているのは(レギュラーシーズン中に)4試合に投げさせること。イニングを増やしていけば、その先の準備が整う」とロバーツ監督は話しており、10月のプレーオフに向けて“救世主”となれるか―。

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