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【社会人野球】日本生命のプロ注目・石伊雄太 「割り切って振れ」福留孝介特別Cの助言生かし2安打

スポーツ報知 / 2024年9月11日 15時45分

2回、左前安打を放つ日本生命・石伊(カメラ・南部 俊太)

◆社会人野球日本選手権・近畿地区最終予選▽3回戦 ミキハウス3―2日本生命(11日・わかさスタジアム京都)

 日本生命がミキハウスに敗れ、代表決定戦進出を逃した。10月24日のドラフト会議で指名候補に挙がるプロ注目・石伊雄太(24)=近大工学部=は「6番・捕手」で出場。元巨人ドラ1右腕・桜井俊貴(30)=立命大=から2安打を放ち、存在感を見せつけた。

 活躍の裏には、中日や阪神、米大リーグでも活躍した福留孝介特別コーチの存在があった。「冬場は、福留さんにみっちりしごかれていた。今年、かなり打撃がよくなっている」と草場亮太マネジャー。石伊も「基本的には、ボールを前で捉えることや、『割り切って振れ』ということ。技術的なものというよりかは、打席内の考え方を言ってもらっている」と感謝する。日米通算2450安打の「頭脳」を徹底的にたたき込まれ、打撃に自信がついた。

 この日は7回先頭の第3打席前に「基本、外しか来ないから、そこを狙っていけ」と助言を受けた。3ボール2ストライクからの8球目、外角球を巧みに捉えて中前へ。見事に、師匠からのアドバイスを実行してみせた。

 ネット裏では、複数球団のNPBスカウトが視察。オリックス・乾スカウトは「今年は、常にいいパフォーマンスを見せてくれている。元々スローイングがうまいが、打撃も良くなっている」と評価。石伊は「(ドラフトイヤーは)あまり気にせず、いつも通りにチームが勝つことを意識していきたい」と、敗者復活戦からの本戦出場に闘志を燃やした。

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