平田憲聖、得意の北海道でジャンボ尾崎に続く 史上４人目の３週連続Ｖへ「目標にして勝てたら」

記念撮影を行った平田憲聖(左)と石川遼（カメラ・富張萌黄）

◆男子プロゴルフツアー　ＡＮＡオープン　プロアマ戦（１１日、北海道・札幌ＧＣ輪厚Ｃ＝７０６６ヤード、パー７２）

　前週のシンハン・ドンヘ・オープンで２週連続優勝を挙げた平田憲聖（エレコム）が最終調整した。３週連続Ｖなら１９７３年のツアー制施行後では、１９９４年の尾崎将司以来、史上４人目（５度目）の快挙となる。「それを目標にして勝てたらすごいし、そう簡単にはいかないと思う。達成できたらもちろん、いいと思うが、４日間（普段と）変わらずやれたら」とクールな表情で今週への意気込みを語った。

　北海道では昨年の日本プロ選手権、今年の長嶋茂雄招待セガサミーカップで２勝をマーク。セガサミーＶ時には「北海道大好きです」と話すほど、いい印象は強いという。今週は「どうなるかわからないけど、北海道はいい感じで回れそうなので頑張りたい」と力強く語った。

　直近２週のフジサンケイクラシック、韓国で行われたシンハン・ドンヘ・オープンは北海道と同じく洋芝を使用。今週は「ラフからのセカンド（ショット）はあまりバーディーチャンスを作れない」と印象を語った。フェアウェーキープ率は６３・１０５％で、ツアー１１位と安定したティーショットも平田の武器の一つ。勢いに乗る２３歳が得意舞台でジャンボ尾崎に続く快挙に挑む。