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【巨人】“ラッキーボーイ”中山礼都の四球から…「いつも言ってる、フォアボール」「反面教師に」阿部監督が警鐘鳴らした大逆転劇

スポーツ報知 / 2024年9月11日 23時7分

9回無死、四球を選んだ代打・中山礼都 (カメラ・上村 尚平)

◆JERA セ・リーグ 広島2―9巨人(11日・マツダスタジアム)

 巨人・阿部慎之助監督が改めて「四球」の怖さをナインに訴えかけた。

 0-2の9回表。一挙9点の大逆転劇は、先頭の中山礼都内野手が広島の守護神・栗林から選んだストレートの四球から始まった。そこから四死球を挟んでタイムリーの連打連打で8者連続出塁の猛攻。一気に試合がひっくり返り、完封勝利の予感に沸いていた敵地マツダのスタンドの雰囲気は一変した。中山は7日のDeNA戦(東京ドーム)で9回に起死回生の同点打を放つなど、まさにラッキーボーイ的な活躍を続けている。

 「いつも言ってる、フォアボール、そういうのを象徴してしまった、もちろんみんな頑張って打ったんだけど。反面教師というかね。そういうこともあり得るんだっていうのはね、多少はみんな頭のどこかに置いて、野球って分からないなっていうことは学んで欲しいなと思います」

 実際、この日に先発のグリフィン投手が6回に痛恨の2点目を奪われたのも、1死無走者からの四球がきっかけだった。試合後の阿部監督は浮かれることなく、野球の、そして四球の怖さを説いた。ナインがその意識を再確認し、天王山3連勝に挑む。

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