バスケ女子、恩塚亨監督の退任発表 パリ五輪１次Ｌ敗退…東野技術委員長「将来また代表に戻ってきてもらいたい」

恩塚亨監督

　日本バスケットボール協会の東野智弥技術委員長は１１日、都内での理事会後会見に臨み、パリ五輪で女子を率いた恩塚亨監督の任期満了による退任を発表した。２１年東京五輪で銀メダルを獲得した女子は、パリ大会では１次リーグ３戦全敗で敗退。東野委員長は「ベスト８という最低限の目標を達成できなかったのも、いくつかの計算違いがあった。恩塚を起用した私に責任があるのは間違いない」と語った。

　次期監督の選考については「世界の経験が、まずは大事」と東野委員長。候補者の選定も行っているといい「リサーチしている中で名前を挙げている。日本のバスケは、違う戦い方をしないと勝てないところもある」と、新たなスタイルの構築も指摘した。年内には新たな指揮官を立て、年始から本格始動する予定という。

　トム・ホーバス前監督から引き継ぎ、パリ五輪までの任期を終えての退任となった恩塚監督。東野委員長は「恩塚監督には感謝しかない。将来、また代表に戻ってきてもらい、一緒にやりたい」と、感謝の言葉を口にした。