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「投球の幅が広がった」巨人・西舘がクリアした課題 5奪三振&QSで新スタイルに手応え

スポーツ報知 / 2024年9月12日 6時10分

巨人先発の西舘勇陽(カメラ・相川 和寛)

◆イースタン・リーグ 巨人1―3DeNA(11日・ジャイアンツ球場)

 巨人のドラフト1位・西舘勇陽投手(22)が11日、課題のフォークを有効に使い、6回3安打1失点、5奪三振と好投した。イースタン・DeNA戦(G球場)に先発。初回1死から石上に右越えソロを浴びたが、以降は低めへの意識を強めてクオリティースタート(6回以上自責3以下)をマーク。「カウント球でもフォークをうまく使うことができた。投球の幅が広がったことが収穫」とうなずいた。

 先発仕様の投球に自信を深めた。試合前、捕手の喜多に「変化球を8割くらいの意識で」と要望。150キロ超の剛球が右腕の武器だが、この日は85球中52球、割合では61%を変化球が占めた。フォークに加えて110キロ台のカーブも効果的で「先発した中で、今日が一番球種の構成的にもバランスが良かったんじゃないか」。剛球だけに頼らない、“柔”の投球に磨きをかけてチャンスを待つ。(小島 和之)

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