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【セントライト記念】ルカランフィーストが自己ベストを2秒9更新 秋迎え覚醒の予感 横山武と菊花賞切符つかむ

スポーツ報知 / 2024年9月12日 7時0分

勢いよく伸びたルカランフィースト(左)

◆セントライト記念追い切り(11日・美浦トレセン)

 菊花賞トライアルの第78回セントライト記念・G2(16日、中山=3着まで優先出走権)に向かうルカランフィーストが、11日の美浦・Wコースで最終追い切りを行って上昇ムードを漂わせた。

 遅れは心配無用だ。横山武が騎乗し、自己ベストを2秒9も更新する6ハロン80秒0(ラストは11秒6)。6馬身先行した僚馬のサトノラポール(2歳新馬)に2馬身先着を許したが、ゴール地点を過ぎてからも勢いよく伸び続けて僚馬に並びかける形でフィニッシュ。鹿戸調教師は「前が飛ばして時計は速かったけど、最後は追いついて、いい稽古だった」と手応えをつかむ。

 1月の若竹賞で不良馬場に対応し、豪快に伸びて2勝目。続くスプリングSで3着になり、権利を獲得して挑んだ皐月賞ではレコード決着の8着だった。トレーナーは「春は稽古で動けなかったけど、(秋を迎えて)速い時計で動けるようになった。体も10キロくらい増えて、いい体になっている。ひと休みして雰囲気は本当にいい。体調は申し分ない」と以前との違いを感じ取っている。

 5か月ぶりで挑む秋初戦。指揮官は「成長力もあると思うし、この相手にいい競馬ができれば楽しみ」と大きな期待を寄せている。(浅子 祐貴)

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