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「そんなこともあったな~」正代4年ぶり無傷4連勝 “インドア生活”で増量効果

スポーツ報知 / 2024年9月12日 6時0分

正代(左)がすくい投げで若元春を破る(カメラ・佐々木 清勝)

◆大相撲 ▽秋場所4日目(11日、東京・両国国技館)

 東前頭4枚目・正代が2020年初場所以来、4年ぶりの無傷4連勝を飾った。西同3枚目・若元春をすくい投げで破った。大関陥落からの約2年は主に平幕生活が続くが、実力者がここに来て元気な姿を見せている。琴桜は東前頭2枚目・熱海富士を寄り切りで圧倒する一方、豊昇龍は西前頭筆頭・翔猿に不覚を取り早くも3敗目。2大関は明暗が分かれた。4連勝は関脇・大の里と霧島を加えた4人となった。

 逆転劇に館内が沸いた。正代は立ち合いから若元春を押し込んだが、相手得意の左を差され、逆襲を許した。右上手もつかまれ、追い込まれた土俵際。起死回生の左すくい投げが決まった。支度部屋では大粒の汗をかきながら「自分も捨て身で最後に振り抜けて良かった」と笑みを浮かべ、20年初場所以来となる初日から4連勝に「4年前か。そんなこともあったな~」と、おちゃらける余裕も見せた。

 23年初場所で関脇に転落。その後は1場所のみ三役に返り咲いたほかは、平幕生活が続く。ただ、7月の名古屋場所では8場所ぶりとなる10勝をマークして復調の兆しを見せると、今場所も勢いは継続。「前に出られている」と分析し、「下がって負けたくない。前に出て負けた方が次につながるんじゃないか」と攻めの姿勢を貫く。

 また、正代流の暑さ対策も功を奏した。猛暑が続いた今夏は「ほとんど外に出なかった」と明かし、“インドア生活”を続けて7月の名古屋場所の体重は大関時代に記録した170キロの大台を突破。今場所も169キロを維持し、立ち合いの圧力につながっている。

 今は“元大関”としての取材、質問は一切、受け付けていない。過去の栄光に見向きもせず、今できる力士・正代の相撲を見てほしいという気持ちの表れだろう。「連勝していると、めっちゃ疲れる。10日目ぐらいの感覚。勝ち続けてからの負けがきついから」。最後は変わらぬ正代節で締めて支度部屋を後にした。(大西 健太)

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