【西武】隅田知一郎が９回３安打２失点と好投も９勝目ならず「９イニングをしっかり投げ切ることができたのでよかった」

９回２死一、二塁、上川畑大悟から三振を奪いガッツポーズで雄叫びを上げる隅田知一郎（カメラ・今成　良輔）

◆パ・リーグ　日本ハム３ｘ―２西武＝延長１１回＝（１１日・エスコン）

　最後まで投げ切りたかった。２―２で迎えた９回裏の攻撃前、西武・隅田知一郎は志願してマウンドへ向かった。２死一、二塁とピンチを招いたが、上川畑を空振りの三振に仕留めてガッツポーズをつくって、ほえた。「９イニングしっかりと投げきることができたのでよかったです」と息をついた。

　０―０の７回２死一塁で水谷に左越え２ランを許したが９回を３安打、２失点で今季自身最多の１０三振を奪った。渡辺ＧＭ兼監督代行も「本当によかった。真っすぐも力があったし、変化球もよく緩急もつけられた」とほめた。「初回から自分のリズムでしっかりと投げることができましたし、要所でギアも上げることができました」と振り返った。９勝目は逃したものの「次回も今日のようなピッチングができるように頑張ります」と自信を深めていた。