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【阪神】助っ人右腕が初球痛恨被弾で首位・巨人と3・5差に拡大 岡田彰布監督ガックリ「ボールから入ったらええやんか」

スポーツ報知 / 2024年9月12日 5時0分

8回、選手交代を告げベンチに戻る岡田彰布監督(カメラ・朝田 秀司)

◆JERAセ・リーグ 阪神3―4DeNA(11日・甲子園)

 一発に泣いた。左翼席に向かって伸びる放物線の行方を見つめ、阪神・岡田監督はガックリと肩を落とした。「初球やろ。簡単に真っすぐを、お前。真っすぐに強いバッターやからな」。同点の8回先頭。“ダブル守護神”の一角を担うゲラが、先頭の桑原に156キロ直球を打ち砕かれた。静寂に包まれる甲子園。悪夢の決勝アーチを食らった。

 5月26日・巨人戦で岡本和に浴びて以来、来日3本目の被弾で、6月4日・楽天戦(ともに甲子園)以来の4敗目。助っ人右腕は「(状態は)悪くなかった。あの一球だけが悔やまれます」と、敗戦の責任を一身に背負った。指揮官は「ボールから入ったらええやんか。簡単なことやん」と、バッテリーに対する嘆き節が止まらなかった。

 前日10日にエース・東を打ち崩し、この日も難敵のジャクソンを森下の3戦連発などで6回途中KO。虎党の大応援を力に変えて、一丸の雰囲気で終盤勝負に臨んだが、聖地での連勝も4で止まった。逆転勝利を飾った首位・巨人とのゲーム差は、1週間ぶりに3・5に拡大した。大逆転で球団初の連覇を狙う岡田監督は「粘ってよく頑張ったなんてないんやから。勝ち負け言うてるやん」と、懸命に前を向いた。(中野 雄太)

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