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クイーン、デビューアルバム「戦慄の王女」“究極の完全版”完成、ロジャー・テイラー「目指していた音に到達」

スポーツ報知 / 2024年9月12日 0時14分

51年ぶりにリミックス&リマスターされたクイーンのデビューアルバム「戦慄の王女(Queen I)」のジャケット写真

 英ロックバンド・クイーンのデビューアルバム「戦慄の王女」(1973年)の“究極の完全版”ができ上がったことが11日、分かった。半世紀以上を経て、全63曲収録の最新リミックス&リマスター盤6枚組みCD+LPボックスセット「『戦慄の王女(クイーンI)』―コレクターズ・エディション」としてパワーアップ。10月25日に発売される。税込み3万3000円。

 今作では、メンバーとプロデューサーの一人との意見の相違によってオリジナル盤から外れた「マッド・ザ・スワイン」が4曲目に収録され、当時予定していた“本来の位置”に復活。原題も「Queen」から「Queen I」に変わり、これに伴い、邦題も「戦慄の王女」から「戦慄の王女(クイーン1)」へと変更された。

 エンジニアのジャスティン・シャーリー=スミス氏、ジョシュア・J・マクレー氏、クリス・フレドリクソン氏というおなじみのスタッフによって、63曲のうち43曲で新ミックスと修復が施された。クイーンのアルバムが、ステレオミックスされたのは初めて。

 新たなトラックリストや別テイク、デモテープなどが追加され、メンバーのスタジオ内での親密な様子を捉えた音源や1970年8月に行われたクイーン初のライブパフォーマンス(英ロンドン)の未発表音源などが収録された。

 ブライアン・メイ(77)は「全楽器で、当時目指していたライブ感のあるアンビエント(ミュージック)な音を再現できないか、模索してきた。現代の知識と技術を駆使した結果、本来そうあるべきだったサウンドが初めて誕生したんだ」。ロジャー・テイラー(75)は「現在の技術を用いて、本来望んでいた音になるように作り直したんだ。ドラムサウンドも、本来こうあるべきだったという音に仕上げ、全体な音質も向上し、ミックスも改善された。改良を加え、目指していた音に到達することができてすごくうれしい」と感激した。

 納得の出来栄えに、2人は「2024年版『戦慄の王女(クイーンI)』こそ、ずっと皆さんにお届けしたいと夢見ていたデビューアルバムなんだ」と自信をみせている。

 〇…ボックスセットには手書きの歌詞や、1970年8月のロンドンでのバンド初ライブ時にロジャーが書いた招待状など、貴重な資料を収めた108ページに及ぶ付属ブックが入る。アーカイブカセットから初ライブ時の「ジーザス」と、スペンサー・デイヴィス・グループのヒット曲「アイム・ア・マン」のカバーが発掘され、これを収録。ジョン・ディーコン(73)の加入前のものとして現存する最古の音源になる。

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