小林邦昭さん「追悼１０カウント」、９・１１新日本仙台大会でささげる…棚橋弘至が涙の追悼「小林さんのちゃんこで今の選手は大きくなった」

小林邦昭さん「追悼セレモニー」でリングに上がった棚橋弘至（左）と４代目タイガーマスク（写真提供・新日本プロレス）

　新日本プロレスは１１日、仙台サンプラザホール大会で９日に６８歳で亡くなった「虎ハンター」小林邦昭さんへ追悼の１０カウントゴングをささげた。

　セレモニーは試合前に行われ、棚橋弘至社長が小林さんの遺影を抱き、４代目タイガーマスクと共にリングに上がった。

　リングサイドには、本隊とＣＨＡＯＳの面々、ヤングライオンがライオンマークＴシャツ姿で整列。さらに、Ｊｕｓｔ　５　Ｇｕｙｓ、ＴＭＤＫ、ＵＮＩＴＥＤ　ＥＭＩＲＥ、ロス・インゴ・ベルナブレス・デ・ハポンのメンバーも整列した。

　小林さんのプロレス人生の歩みを紹介し、１０カウントをささげた。終了後には、小林さんの入場テーマ曲「Ｔｈｅ　Ｒｏｏｍ　Ｐａｒｔ１」が場内に流れた。

　棚橋は、小林さんが引退後に道場の管理人を務めていたことにふれ「僕以降の全ての選手は小林さんに本当にいろいろお世話になって

まして、みんなそれぞれに小林さんとの思い出、エピソードっていうのはいろいろあるんじゃないで

すかね？　本当にあの……優しい方で、レスラーの巡業の大変さだったりとか、試合の……キツさとかちゃんと理解してくれてて……いつも本当に現役の選手を労う言葉をいっぱいかけてもらってっていうね……本当に小林さんのちゃんこで今の選手は大きくなったし、本当に長い間、新日本プロレスに関わっていただいて、盛り上げていただいて、助けてくれてあり

がとうございました。これからも……新日本プロレスの選手たち……見守っていてくだ

さい。本当にありがとうございました」と涙した。

そして小林さんの人柄を「本当に純朴な方で、本当にピュアなままね…ピュアでしたよ、虎ハンター」としのんでいた。