元大阪府知事・松井一郎氏、「めざまし８」で斎藤元彦知事へ提言「いったんは辞職をして…県民のみなさんに判断をいただいたらいい」

フジテレビ

　俳優の谷原章介がＭＣを務めるフジテレビ系「めざまし８」（月曜～金曜・午前８時）は１２日、パワハラやおねだりの疑惑告発文書問題に揺れる兵庫県の斎藤元彦知事を巡り自民党、公明党、立憲民主党県議らでつくる「ひょうご県民連合」、無所属議員４人が１２日に辞職を申し入れることを報じた。これですでに辞職を申し入れた維新の会を含め８６人の県議全員が辞職要求する構図となった。

　１１日の定例会見で斎藤氏はこうした現状に「状況は大変厳しく重く受け止める」と言及。「４年間しっかり仕事をするのが県民からの負託に応えることだ」と続投の意向を重ねて示した。

　一方で自民が分裂した前回知事選で支えた県議も辞職要求に加わることについて心境を問われると、目に涙を浮かべ「重い決断をして出馬要請をしてもらった。申し訳なく、自分に対して悔しい」と言葉を詰まらせ「まだまだ力不足なところもあるが未来の兵庫のためにやっていきたい」と述べた。

　番組には元大阪府知事の松井一郎氏がリモート出演した。府知事時代は斎藤氏の上司だった松井氏は、県議全員が辞職を要求する事態に「知事も県民から選挙で負託を得ますけど、議会のみなさんも県民から負託を得て職務として務めている」とし「議会のみなさんは、県民の声として今の斎藤知事の置かれている状況、これまでの百条委員会での答弁を踏まえて県民の信頼は得れていないよ、と。県政を前に進めたいならここで一度辞職してもらいたい。そして斎藤さんは、４年間、働かせてもらいたい。そして県民から負託を得ている、と。この間、斎藤さんの会見の中でで『今の状態でも頑張れという県民からのエールも送られる』。ですから県民のみなさんの中にもここでやめるべき。斎藤さん、もう少し頑張って今、掲げた政策を前に進めてよ。両方の声があるというのも事実」と指摘した。

　その上で「ですから、ここで斎藤さんは、いったんは辞職をして、議会は県民の声を代弁してますけど、その声がすべてなのかどうか？これを県民のみなさんに判断をいただいたらいいと思います」と提言した。