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仙台大新体操部が大学日本一…8月インカレ団体総合で悲願達成…団体キャプテンの碩れな「全員で勝ち取った優勝です」

スポーツ報知 / 2024年9月12日 10時8分

大学日本一に輝いた仙台大新体操部の(前列左から)竹本光希、五十嵐彩映、碩れな、(後列左から)道下愛梨、中村一葉、英咲良(カメラ・秋元 萌佳)

 仙台大新体操部は8月に行われた全日本学生新体操選手権大会の団体総合の部で初優勝を果たした。11日は優勝報告会が柴田町の同大で行われ、創部35年で悲願の大学日本一に輝いた喜びを全力で表現した。

 8月27日に鹿児島で行われた大会。台風10号の影響を受け、全4日間で行われる大会が1日に集約されるという大幅な変更があり、練習日として設定されていた日が本番というイレギュラーの展開。それでも、神野未来監督(35)が「明るくさわやかに、自分たちが練習してきたことを出し切ってくれた」と手具の落下のミスもなく、安定した演技を披露。リボン・ボールでは1位、フープでは2位を獲得して準Vチームに0・05点差と僅差で、悲願の頂点に立った。

 この日の報告会ではクラシックの名曲「新世界より」をアレンジした楽曲に合わせてフープの演技を披露した。指導13年目の神野監督は「ここに来た時は日本一なんて遠いものでした。本当に優勝できるとは思っていなかった」と言葉を詰まらせながらあいさつした。

 今年のチームはチームワークと観客を巻き込む雰囲気をつくり出す演技が魅力だ。高い身体能力と手具操作の技術が光る道下愛梨(4年)は「最後の大会で優勝に貢献できて良かった」と振り返る。昨年はインカレ直前の8月に腰椎分離症が悪化してチームを離脱。歩くこともできない痛みに襲われ、外から仲間に助言を送るなど裏で支えた。「ここに立ちたかったなという悔しさと迷惑を掛けた申し訳なさがあった」と振り返り、「今年はけがなく、無事にやり切れました」と笑顔を見せた。

 チームは大学のスポーツ栄養研究会にも支えられ、定期的な体成分の分析や食事内容のサポート、季節ごとに料理教室が行われるなどサポート体制も万全。団体キャプテンを務める碩(せき)れな(3年)は「仙台大全員で勝ち取った優勝です」と感謝する。11月には高校からクラブチームまでが集まって行われる全日本新体操選手権大会に出場。碩は「大学日本一という結果に満足せず、もっと上に行けるよう、また優勝を目指して頑張りたい」と力を込めた。

(秋元 萌佳)

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