【広島】天王山第３Ｒは守備の乱れから３回に３点先制を許す…前夜に悪夢の逆転負けの負の流れか

広島・床田寛樹

◆ＪＥＲＡセ・リーグ　広島―巨人（１２日・マツダスタジアム）

　広島は３回に守備の乱れから３点を先取された。

　３回は、先発・床田が先頭の７番・浅野に二塁打を浴び、続く門脇は投前にバント。打球を処理した床田が三塁送球しようとしたが、小園の戻りが遅れた。一塁送球へと切り替えたものの、悪送球（記録は投前安打）となって、浅野が一気に本塁生還した。さらに２死三塁から坂本の二塁適時内野安打、２死一、二塁から岡本和の中前適時打で計３失点した。

　首位と１ゲーム差で迎えた巨人との首位攻防３連戦は、１０日の初戦で森下が６回途中４失点と踏ん張れずに敗戦。前夜の第２戦は、２点リードの９回に守護神・栗林が１死も奪えず、２安打４四死球で６失点し、まさかの逆転負けで連敗。流れの悪さを引きずるような序盤の戦いとなった。

　その直前の２回攻撃では坂倉の先頭安打と堂林の四球で無死一、二塁としたが、末包が痛恨の遊ゴロ併殺打。菊池は申告敬遠で歩かされ、９番・床田の捉えたライナーが投直となり、無得点に終わっていた。