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「普通なら二塁打」ロバーツ監督あ然…大谷が「19度」超低空47号先頭弾「いってくれるか分からなかった」盗塁も決め「47ー48」

スポーツ報知 / 2024年9月13日 5時0分

◆米大リーグ ドジャース10―8カブス(11日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が11日(日本時間12日)、本拠地・カブス戦に「1番・DH」でフル出場し、自己最多を更新する47号先頭打者本塁打を放った。さらに盗塁も決めて「47―48」とし、「50―50」に前進した。打点も104に伸ばし、本塁打と合わせて2冠に返り咲いた。米通算218発は、韓国出身の秋信守(レンジャーズなど)に並んでアジア人最多となった。

 重苦しい空気を一振りで一変させた。2点を追う初回先頭。大谷が左腕・ウィックスのスライダーを振り抜くと、弾丸ライナーが中堅右に消えた。21年の自己最多を更新する47号ソロ。「ちょっと低い弾道だったので、いってくれるか分からなかった。手応えはよかった」。打球速度は自身の本塁打で3番目となる118・1マイル(約190・1キロ)。打球角度19度は今季最も低弾道の一発となった。

 ロバーツ監督も「普通なら二塁打。翔平だから本塁打になった」と驚がくした。これで、本塁打以外も含めた15年以降の球団の打球速度ランキングで加入1年目の大谷が上位9位まで独占。規格外のパワーをあらためて見せつけている。

 2連敗中だったド軍打線も、大谷の一発で目を覚ました。5番のエドマンから3者連続本塁打で一挙5得点。球団タイ記録となる1イニング4本塁打。逆転勝ちにつなげ「連敗していたので、シリーズの最後を勝ててよかった。初回に失点して悪い流れを、1点でも返して、いい流れを作れたかな」と振り返った。

 これだけでは終わらない。2回、四球を選ぶと、二盗を成功。「積極的に次の塁を狙っていきたいと思っている」と25回連続成功で48盗塁とし「47―48」。「52―53」ペースで「50―50」も目前だ。さらに3回2死二、三塁では中前へ2点適時打。1試合3打点で再び2冠へ返り咲いた。

 10年総額7億ドル(約1022億円=契約発表時のレート)という史上最高額の契約を結び、重圧もあった。昨年9月の右肘の手術で投手をできない中、打って、走って誰より貢献している。過去6年間はプレーオフ進出の経験すらないが、地区優勝までのマジックは11。待ち望んできた「ヒリヒリする」日々を誰より楽しんでいる。「接戦が多いし、みんなも疲れがたまってきていると思う。粘って1勝でも多く積み重ねられるように頑張りたい」。まだまだこの男に余力はたっぷりありそうだ。(安藤 宏太)

 ◆大谷の主な記録

 ▽打球角度 47号の打球角度は19度で今季最も低かった。これまでの最低は21年に18度が2本。

 ▽球団3位タイ ドジャースの球団史で、01年グリーンの49本、04年ベルトレの48本に次ぎ、19年ベリンジャーに並び3位タイ。

 ▽打球速度 15年以降の1シーズンで、打球速度113マイル(約182キロ)以上の本塁打15本は17年スタントン(マーリンズ)の18本に次いで2位タイ、116マイル(約187キロ)以上の本塁打6本は17年ジャッジ(ヤンキース)の7本に次いで2位、118マイル(約190キロ)以上の本塁打3本は17年ジャッジの5本に次いで2位。

 ▽1イニング4本塁打 初回に大谷が先頭弾を放つと5番のエドマンからスミス、マンシーと3者連続弾。1イニング4発は今年6月11日、本拠地・レンジャーズ戦の6回以来で球団史上7度目で最多タイ。

 ▽DH最多タイ DHで47本塁打は史上最多タイ。06年D・オルティス(Rソックス)と並んだ。(同年一塁で7本を放ち、計54発)。

 ▽12度目本塁打&盗塁 1試合で本塁打と盗塁を記録するのは12度目。1900年以降では1986年R・ヘンダーソン(ヤンキース)の13度に次いで2位タイ。

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