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平戸海は「最も好きなタイプ」土俵に漂う昭和の匂い 八角理事長と似たイメージ…元大関・琴風の目

スポーツ報知 / 2024年9月13日 6時10分

平戸海(右)が押し出しで霧島を破る(カメラ・安藤 篤志)

◆大相撲 ▽秋場所5日目(12日、東京・両国国技館) 

 小結・平戸海が右差しを狙う霧島をいなし、すかさず体を入れ替えて押し出し。4勝1敗とした。

 * * * * *

 稽古を積み重ねれば確実に強くなれる。理想の力士像を平戸海が体現してくれている。霧島との一番。霧島の右差しを左腕で突き起こした。上体を起こして回り込み、張り差しにきたところを瞬時に中に入り、最後は右で腹を突いた。とにかく相撲の流れが速い。それは稽古が十分にできている証拠でもある。頭で考えるより、体が自然と素早いリズムを刻んでいるのだ。

 稽古ができているから体も大きくなっている。プクッと突き出た腹。盛り上がった肩の筋肉。ウェートトレーニングというより、土俵が作り上げた体といっていいだろう。たたき上げと猛稽古。相撲のタイプこそ違うが、稽古で横綱まで上り詰めた八角理事長(元横綱・北勝海)とイメージは似ている。土俵に漂う昭和の匂い。私が最も好きなタイプの力士である。自信を深め、勝ち方さえしっかり覚えれば大関はそう遠くない。(元大関・琴風、スポーツ報知評論家)

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