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「紀州のドン・ファン」殺害事件、元妻が覚醒剤飲ませた方法を検察側が示す必要ある…若狭勝弁護士が指摘

スポーツ報知 / 2024年9月13日 6時15分

若狭勝弁護士

 2018年に「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県田辺市の資産家・野崎幸助さん(当時77)に覚醒剤を摂取させ殺害したとして、殺人罪などに問われた元妻・須藤早貴被告(28)が12日、和歌山地裁(福島恵子裁判長)で開かれた裁判員裁判の初公判で無罪を主張した。

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 今後の裁判の行方について、元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士は「ポイントは2つ。〈1〉動機があったのか〈2〉覚醒剤を飲ませることが可能だったのか」と指摘する。

 〈1〉については「検察側は相続目当てで離婚されるので殺したと主張しましたが、裏付けとなる証拠が必要です」と若狭氏。「ただ目撃者がいない事件なので、証拠集めが非常に難しい。検察はネットでの検索履歴も出していたんですが、できるだけ多くの状況証拠を積み重ねる必要があります」と主張した。〈2〉については「覚醒剤を飲ませて殺害するには、相当の量が必要」と説明。「入手経路やどう飲ませたのかといった方法などを、検察側は示さなければいけない」とした。

 もし有罪になった場合は、量刑は動機によって異なるという。「相続が目的なら、無期懲役になってもおかしくない。夫婦間の仲のこじれなら、20年ほどの懲役になると思います」と予想した。

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