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巨人・戸郷翔征「腹をくくっていた」1死満塁大ピンチに7球連続で伝家の宝刀 ピンチ切り抜け雄叫び

スポーツ報知 / 2024年9月13日 5時0分

6回、末包を空振り三振に仕留め雄たけびを上げる戸郷(カメラ・宮崎 亮太)

◆JERA セ・リーグ 広島0―5巨人(12日・マツダスタジアム)

 フォーク、フォーク、またフォーク。大ピンチをしのぐと、戸郷翔征投手(24)は2度、雄たけびを上げた。3―0の6回1死満塁から堂林をフォークで三振に斬ると、末包には全6球をフォークで押し切り、空振り三振。「出すなら四球ですし、一発だけが一番ダメなところで、長打もあまり許せない場面。(大城)卓三さんがうまくリードしてくれたのもありますし、僕も腹をくくっていた。いいところに落ちて良かった」。6回5安打無失点で11勝目を飾り、鬼門・マツダ3連勝に貢献した。

 中4日だった前回5日・ヤクルト戦(岐阜)を経て、中6日で登板。初回は16球中12球を直球を駆使した。2回以降はフォークとスライダーも割合を増やしながら赤ヘル打線を封じた。「ロースコアというのは分かっていた。その中でどうやってギアチェンジするか。苦しかったけど、ゼロに抑えられて良かった」。床田との対決を制し、マツダでは今季3度目の登板で初勝利となった。

 前日11日までの天王山2連勝。初戦の菅野、2戦目のグリフィンの好投と大逆転も力になった。「菅野さんもグリフィンも頑張ってつないでくれたので、そのおかげ。2連敗で来るのと2連勝では大きく違う。昨日(11日)もホテルで見ていて、あれだけの逆転をしてくれたので、やってやらないといけない気持ちでいた」と、より一層気合も入った。

 広島とは8月22日の前回対戦で8回1/3を1失点。3戦連続完封目前で同点打を浴びて降板し、延長戦でチームも敗戦を喫していた。その夜は「久しぶりに寝られなかった。布団にも入らなくて。微妙な睡眠でした。悔しかった。3試合連続よりもチームの勝利ですから」。切り替えも早い方だが、普段より時間もかかった。それだけの悔しさが込み上げた相手に、雪辱を果たした。

 阿部監督は「あそこの回(6回)、1点でも取られていたら全然流れが変わっていたと思う。そこを抑えてくれて、とてもナイスピッチング。あそこで勝てたんじゃないですかね」と賛辞を贈った。次回は中7日で再び20日・広島戦(マツダ)が濃厚。「優勝に向かって突っ走ります」と宣言したように、ラストスパートを全力で駆け抜ける。(田中 哲)

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