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J2藤枝 左ウィングバック大曽根広汰が古巣撃破へ「上に行くためには絶対倒さないと」…14日アウェー仙台戦

スポーツ報知 / 2024年9月13日 6時25分

古巣の仙台撃破を誓った藤枝・大曽根

 J2藤枝MYFCは12日、アウェー・仙台戦(14日)に向け焼津で調整した。左ウィングバックのMF大曽根広汰(25)が、古巣撃破でプレーオフ(PO)圏を引き寄せることを誓った。

 かつての本拠地で、一回り大きくなった姿を披露する。古巣との対戦を迎える藤枝・大曽根は「今季一番楽しみにしていた。雰囲気あるピッチだし、相手にすると嫌かもしれないが楽しみです」と声を弾ませた。

 22年に日体大から仙台に入団した。同年のJ2開幕・新潟戦でプロデビューした地がユアスタだ。「お客さんとの距離が近いし、上から声(声援)が降ってくる感じがする。選手を巻き込んでくれる特別なスタジアム」。昨季は期限付き移籍の規定で出場できなかったが、完全移籍となった今季は胸を張ってピッチに立つことができる。

 勝ち点42で10位のチームは6位・山口と5差。残り8試合でクラブ初のPO進出は決して夢物語でなくなっている。4位の仙台をたたけば、機運はさらに高まる。「上に行くためには絶対倒さないと」と言葉に力を込めた。

 4月7日、ホームでの対戦時は1―1の痛み分け。「前も後ろもパワーがある。エネルギッシュなチーム」と評するように、ここまで11得点のFW中島ら、かつての同僚には強力な前線がそろう。「受け身にならない。相手の勢いをひっくり返す」とサイドから迫力ある攻撃を仕掛けていく構えだ。

 翌週(22日)にはホーム・清水戦が控えており、古巣をたたけばダービーにも弾みを付けられる。「(プロ)1年目はイケイケだった。今は状況判断力が一番成長したと思う」。かつての仲間を驚かせるプレーで、今季2度目の3連勝を演出する。

(武藤 瑞基)

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