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「今季は3大駅伝すべて5位以内を狙う」大東大の真名子圭監督が初の著書を出版

スポーツ報知 / 2024年9月13日 7時0分

真名子圭監督

 今年1月の第100回箱根駅伝で10位になった大東大の真名子圭(まなこ・きよし)監督(45)が12日、初の著書「自己記録の壁を破る!『1にこだわるランニング理論』」(池田書店)を出版した。宮城・仙台育英高を全国高校男子駅伝で優勝、大東大を箱根駅伝で9年ぶりのシード権(10位以内)復活に導いた名将が信条や信念、指導理論を熱く記した。

 大東大OBの真名子監督は4年時に箱根駅伝10区で区間新記録(当時)をマークするなど活躍し、卒業後、実業団のホンダに入社。2006年に退社し、高校の指導者に転身した。三重県の公立高校の教員を経て、12年に全国高校男子駅伝で優勝7回(当時)の仙台育英高の監督に就任。当時の仙台育英高は主力選手が集団転校するなどチームは混乱しており、部員は4人だけだったが、チームを一から立て直し、就任3年目の14年に全国高校駅伝に復帰。19年に吉居大和(現トヨタ自動車)・駿恭兄弟(現中大)らを擁し、12年ぶり8度目の全国制覇に導いた。

 22年4月、箱根駅伝で優勝4回を誇るも当時は3年連続で予選会で敗退するなど低迷していた母校の大東大監督に就任した。初年度の22年に箱根駅伝予選会をトップ通過し、4年ぶりに本戦復帰(16位)。昨年度は再び予選会をトップ通過し、本戦で10位。9年ぶりにシード権復活を果たした。

 仙台育英、大東大と二つの名門校を復活させた真名子監督は「今、この駅伝監督がすごい!」と高く評価されている。「私が本を出版するなんて、まだまだ早い、と思っていましたが、出版社の方にトップレベルの競技者だけではなく、市民ランナーにも参考になる話を書いてほしい、とオファーを受けて、一生懸命に書かせていただきました」と真名子監督は話す。初の著書には「小さな一歩=1をコツコツと積み上げて大きな目標を達成する」などの信条や具体的なトレーニング例を記した。

 約1か月後に迫った駅伝シーズン開幕に向けて、真名子監督は意欲満々。「今季もコツコツと1を積み上げて昨季よりも良い成績を目指します。ここまでチームは順調です。出雲駅伝(10月14日)、全日本大学駅伝(11月3日)、箱根駅伝(来年1月2、3日)の学生3大駅伝すべてで5位以内を目指します。特に出雲駅伝では勢いをつける結果を出したい」と力強く話した。

 ◆真名子 圭(まなこ・きよし)1978年9月27日、三重・四日市市生まれ。45歳。97年に四日市工から大東大に入学。箱根駅伝では1年7区14位、2年1区14位、3年1区9位。主将を務めた4年時は10区で区間新記録(当時)の区間賞。2001年にホンダに入社。06年に退社し、教員免許取得のため再び大東大で2年、学ぶ。その間、コーチを務めた。三重県の公立高校に勤務後、12年に仙台育英高監督。全国高校駅伝で優勝1回、2位1回、3位2回。22年に大東大監督に就任した。座右の銘は「今を生きる」。

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