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レスリング・パリ金の元木咲良、史上3人目のグランドスラムへ意欲 世界主要5大会制覇へ「挑戦できる権利がある」

スポーツ報知 / 2024年9月13日 7時0分

ともに妹から花束を受け取った桜井つぐみ(左から2人目)、元木咲良(同3人目)(カメラ・林直史)

 パリ五輪で金メダルに輝いたレスリング女子62キロ級の元木咲良、同57キロ級の桜井つぐみ(ともに育英大助手)が12日、群馬・前橋市内で行われた同大の祝勝会に出席した。2人は卒業後も同大を拠点に練習してきた。元木は集まった約400人の前で「たくさんつらいこともあったが、本当にたくさんの方のお陰で乗り越えることができた。うれしい気持ちと感謝の気持ちでいっぱい」と思いを語った。

 既に次の目標も見据えている。カデット(17歳以下)、ジュニア(20歳以下)、U23、世界選手権、五輪の世界主要5大会全てを制覇する「グランドスラム」だ。過去に男女を通じて須崎優衣(キッツ)、アミート・エロル(米国)しか達成していない偉業へ、22歳の元木はU23と世界選手権を残す状態。U23は年齢制限で、来年が出場できる最後のチャンスとなるが「まだ挑戦できる権利がある。チャンスがあるなら目指したい」と言葉に力を込めた。

 U23の世界選手権に出場するためには来年4月のジュニアクイーンズ杯で優勝し、代表権を勝ち取る必要がある。五輪後初実戦となる見込みの同大会へ、年明けから本格始動する予定だ。

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