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バドミントン協会がまたエントリーミス 五十嵐有紗「何回も言っている」桜本絢子とペアの女子複で国際大会出場できず

スポーツ報知 / 2024年9月14日 5時0分

協会の不手際に不快感を示した五十嵐

 日本バドミントン協会は13日、女子ダブルスの五十嵐(旧姓・東野)有紗(BIPROGY)、桜本絢子(ヨネックス)組の所属先から依頼を受けていた10月のデンマーク・オープン出場に向けた手続きにミスがあり、エントリーが漏れていたと発表した。22年8月、23年7月にも国際大会出場に関するミスが起きていた。パリ五輪混合ダブルス銅メダル獲得から新ペア結成、結婚発表を経て再出発を切ったばかりの五十嵐は、地元の北海道・岩見沢市で取材に応じ、日本協会の不手際に落胆をにじませた。

 五十嵐が「こういうことがないようにと何回も言っている」と落胆をにじませた。日本協会の登録ミスを知らされたのは、11日に閉幕した全日本社会人選手権の期間中。桜本との女子ダブルス初陣は「怒りとか色々あった中での試合だったので、難しい部分もあった」。準優勝で終えたが、少なからずプレーにも影響があったと明かした。

 渡辺勇大(BIPROGY)と組んだパリ五輪の混合ダブルスで、2大会連続の銅メダルをつかんだ。帰国後の8月末にペアを解消し、結婚を発表。28年ロサンゼルス五輪を目指して桜本と組む女子ダブルスに転向し、再出発したばかりだった。10月15日開幕のデンマーク・オープンが出場できなくなったことで、前週にエントリーが完了していたアークティック・オープン(10月8日開幕、フィンランド)の出場も取りやめた。

 日本協会によると、主催する世界連盟の規定で選手エントリーは協会が一括して行っており、今回も手順通りに所属先から提出された出場選手のリストを作成したが、入力作業の段階でエントリー漏れのミスが起きたという。世界連盟が6日に発表した出場リストに五十嵐と桜本の名前がないことが所属先から指摘されて発覚した。

 協会の不手際は今回だけでない。22年ジャパン・オープンでは選手名の登録を間違え混合ダブルスの1ペアが出場できなくなり、23年カナダ・オープンでは入国手続きでミスがあり、選手は出られなかった。日本協会は「多大なるご迷惑をおかけしましたこと、深くおわび申し上げます」と謝罪。今後は所属先と協議し、代替大会の出場も検討するとした。

 10月に新ペアで臨む国際大会の初戦が、結婚後「五十嵐」の登録で初の大会だった。思わぬ形で足を引っ張られた五十嵐は「(今後)起こらないようにしてほしい」と訴えた。

 ◆日本協会の不手際

 ▽22年8月 ジャパン・オープンにおいて、混合ダブルスの緑川大輝、斎藤夏組の選手エントリー時に斎藤の登録名を誤って、女子シングルスの姉・栞で登録。申請間違いにより、同ペアは大会に出場できなかった。

 ▽23年7月 カナダ・オープンに出場予定だった女子シングルスの大堀彩が、入国手続きで協会側にミスがあり、欠場。協会が代表選手の入国手続きをオンラインで行った後、大堀には健康診断書類を追加で提出するように求められていたが、見落としていた。パリ五輪選考レース中だった。

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