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大の里は大関が通過点の力士「場所ごとに見せる進化の一つ」とは…元大関・琴風の目

スポーツ報知 / 2024年9月14日 6時10分

きれいに塩をまく大の里(カメラ・今西 淳)

◆大相撲秋場所6日目(13日、東京・両国国技館)

 成績次第で大関昇進の可能性がある関脇・大の里が自己タイの無傷6連勝を飾り、単独首位を堅持した。元大関の東前頭4枚目・正代を押し出しで圧倒。中高時代の恩師と、母校・日体大同級生でパリ五輪レスリング男子グレコローマンスタイル77キロ級金メダルの日下尚(23)=三恵海運=の前で“怪物”ぶりを見せた。

 * * * * *

 大の里が無双状態に入った。復活の兆しを見せ始めた正代が相手。お互いに腰高で顎を上げて胸を出す立ち合い。土俵の中央で激しく火花を散らすかと思ったが、大の里の完勝。強烈なもろ手突きから右を入れて一気に走った。正代に相撲を取らせなかった。

 注目してほしいのは、大の里の左の使い方だ。いつもなら右を入れて、そのまま半身でガムシャラに前に出ていった。ところが右を入れて左は正代の体を下からおっつけて体を浮かせた。大の里が場所ごとに見せる進化の一つといえる。

 右だけで攻めると足をひねったり腰を痛めたりして大きなけがの要因になる。左を使えるようになればけがのリスクや好不調の波も少なくなる。大の里の“右と左”は、大谷翔平の“50―50”ぐらい強烈だ。負ける景色も見えない。今場所は大の里が中心。大関が通過点の力士が久しぶりに出てきた。(元大関・琴風、スポーツ報知評論家)

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