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豊昇龍、異例の“礼やり直し”命じられる 呼び止めた九重審判長苦言「合っていなかった。しっかりしないと」

スポーツ報知 / 2024年9月13日 20時6分

王鵬(左)は豊昇龍をすくい投げで破る【下】礼をせず引き上げる豊昇龍(右)が呼び戻される

◆大相撲 ▽秋場所6日目(13日、東京・両国国技館)

 大関・豊昇龍(立浪)が早くも4敗目を喫した。西前頭2枚目・王鵬(大嶽)のすくい投げに屈して転がされ、悔しさのあまり土俵をたたいた。取組後には礼のやり直しを命じられ、再び土俵上にあがる珍しい場面があった。

 豊昇龍を呼び止めた幕内後半戦の九重審判長(元大関・千代大海)は「礼が合っていなかったので。悔しかったのだろう。相手も見ていなかった。礼はしっかりしないと。悔しいのはわかっているけど、結びなので、しっかり礼をして土俵を下りてもらわないと。まったく下を見ていただけ」と苦言を呈した。相撲内容については「体の張りもない。負けているからそう見えるのか。大関なんだから。実力はある。引きずっているようではダメ。集中力ですよ」と指摘した。

 豊昇龍は「(礼は)合っていたと思ったけど…」と弁明。取組に関しては「考えに体がついていかない。自信がなくなっている。(王鵬は)同級生だし負けたくない気持ちがあった。体が硬い。考えすぎているのかな…。切り替えて頑張ります」と声を絞り出した。

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