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アントニオ猪木さん三回忌法要 藤波辰爾「プロレス界を託された思いがした」まな弟子ら参列

スポーツ報知 / 2024年9月14日 11時35分

アントニオ猪木像の前に集まった弟子たち。前列左から船木誠勝、前田日明氏、藤波辰爾、佐々木健介、後列左から沢田敦士、4代目タイガーマスク、小島聡(カメラ・岡野 将大)

 2022年10月1日に79歳で亡くなった国民的プロレスラーのアントニオ猪木さんの三回忌法要が8日、横浜市の総持寺で営まれ、まな弟子の藤波辰爾(70)、前田日明氏(65)、船木誠勝(55)、新日本プロレス・菅林直樹会長、師匠・力道山夫人の田中敬子さん、佐々木健介&北斗晶夫妻らが参列した。

 大祖堂での法要後、参列者は猪木さんの墓所で手を合わせ、偉大な燃える闘魂をしのんだ。遺族を代表して実弟の猪木啓介さんは「寂しがり屋の兄貴でしたから、こんなに大勢のみなさんに来ていただいて喜んでいると思います」と参列者へ感謝した。

 藤波は「猪木さんから『プロレスを頼むぞ』と声が聞こえたようで、プロレス界を託された思いがしました」と話し、前田氏は「お前らちっちゃいんだよ! 生まれ変わったらすぐ追い越してやるからみてろ! やることなすこと全部、ちっちゃいじゃねぇか! なんだそれ」との声が聞こえたと言い「怒られている気がしました」と、それぞれが天国の師匠へ思いをはせた。

 会見終了後に藤波が「前田日明、近々、復帰します!」と宣言した。兄弟子の勝手なサプライズに前田氏は「しない、しない」と苦笑。1999年2月21日に横浜アリーナでアレクサンダー・カレリンと引退試合を戦って以来、リングと決別している。

 それでも藤波は、お構いなしに「僕は長年の夢で…ずっとささやき続けているんだけど、いつかなえてくれるのか。僕はまだその使命が残っています」と訴えると、前田氏は「しない、しない」と繰り返し「立ちましょう」と促した。「まぁ見ててください。まだまだ諦めない」と藤波は言い残して会見場から去った。(福留 崇広)

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