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「人として愛を持って接してくれた」時にはカミナリも ヤクルト・村上宗隆と“師匠”青木の絆

スポーツ報知 / 2024年9月14日 5時15分

1回1死一、二塁、先制3ランを放つ村上(捕手・岸田=カメラ・中島 傑)

◆JERA セ・リーグ ヤクルト7―2巨人(13日・神宮)

 打った瞬間、ヤクルト・村上宗隆内野手(24)は確信を持って打球を見つめた。初回1死一、二塁、巨人の先発・山崎伊の外寄り148キロをフルスイングで打ち返した。バックスクリーンで弾む先制の26号3ラン。本塁打に加え、巨人・岡本和をかわし71打点でトップに立った。「青木さんが引退会見されていましたし、今日は特別な日だと僕らも思いました。何とか勝ちたいなという思いで、先制点が取れてすごくうれしかったです」と笑った。

 感謝の思いを込めた。試合前、球団事務所で青木の引退会見に参加。花束を持って会見場に入った時から目は潤んでいた。「たくさん迷惑をかけましたけど、いい野球人生、いい人生を歩めているのは、ノリさんに出会ったおかげですし、本当に感謝しています」。言葉を紡ぐ間も涙を止められず、嗚咽(おえつ)した。

 18年オフに弟子入りし、宮崎で合同自主トレに参加した。体のケアの仕方から人としての振る舞いまで多くを学んだ。時にはカミナリも落とされた。「僕がまだ若くて、いろいろミスや、人間的にもダメなことをたくさんしてしまった時に、面と向かってたくさん叱ってくださいました。僕の道を正すというか、人として愛を持って接してくれた」。大好きな先輩を抱きしめ、また涙を流した。

 “師匠”が引退を発表した日に、完璧な惜別弾。青木からは「今でこそちょっと苦しんでいるけど、それもプロ野球生活で必要なこと。幸せな野球人生を送ってほしい」とエールを送られた。「最後は笑顔でハイタッチできるシーンが増えれば」と村上。心残りなく現役生活を全うしてもらうため、言葉で尽くせない感謝の思いを、最後までバットで表現していく。

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