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【オリックス】「守れなくなったらと決めていた、後悔はないです」36歳守備職人が引退への思い明かす

スポーツ報知 / 2024年9月14日 5時0分

引退会見を行った安達了一(右)はサプライズ登場したT-岡田(左)と笑顔(カメラ・義村 治子)

◆パ・リーグ オリックス3―8ソフトバンク(13日・京セラドーム大阪)

 オリックス・安達了一選手兼任内野守備走塁コーチ(36)が13日、京セラDで引退会見を行った。プロ13年目の今季をコーチ兼任で迎え、23試合に出場。5月1日のロッテ戦(ほっと神戸)で9回に3失策したことがきっかけとなり、「自分の中で、守れなくなったら引退と決めていた。守備のおかげでここまできた。後悔はないです」と素直な思いを打ち明けた。

 堅実な二遊間の守備を武器に、通算1175試合に出場。同じ1988年生まれで、先に引退会見をしたT―岡田について触れると「どうやって(チームを)強くするか。いろいろ話した仲でもあるし、すごくいい関係でいられた」と涙ぐんだ。

 16年に難病の潰瘍性大腸炎を患いながら、昨年までのリーグ3連覇にも貢献した。T―岡田とともに、今季の本拠地最終戦にあたる24日の西武戦(京セラD)で引退セレモニーを予定。来季はコーチ専任で若手育成に尽力する見通しだ。野球に真面目で、誠実な人柄でもあった名手。「オリックスに来て、オリックスで終われてよかったです」と感謝の言葉を添えた。

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