友風が５勝目 好調の要因は酸素ルームでの５時間 「筋力とか関節の疲れが取れます」

友風（右）がはたきこみで紫雷を破る（カメラ・岡野　将大）

◆大相撲秋場所７日目（１４日、東京・両国国技館）

　今年６月に二所ノ関部屋から独立した中村部屋の部屋頭、東十両１１枚目・友風が、西同６枚目・紫電（木瀬）をはたき込み３連勝。星を５勝２敗に伸ばした。

　相撲内容の振り返りを友風は「頭がさえてました」という言葉で表現した。「先場所は組んで土俵際の逆転で負けてしまいました。その反省を生かして、しっかりやることを決め、迷いなく相撲が取れました。５勝目？　毎日集中して土俵に上がれています」。

　好調な要因の一つが部屋に設置されている酸素ルームだという。朝稽古が終わって３時間。取組が終わって部屋に戻ってから２時間こもっているという。「本当は寝ようと思っているんですけど、寝られなくて。携帯をいじったりしてます。いいですよ。疲労というより筋力、関節力の疲労軽減になっています」

　疲れ知らずの前半の７日間。「しっかりケアして後半も戦いです」と静かな闘志を見せていた。