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【阪神】今季7度目のサヨナラ勝ちで2位死守&今季最多貯金「9」、9回に選手会長の中野拓夢が劇打

スポーツ報知 / 2024年9月14日 17時30分

9回2死二、三塁、中野拓夢(右)が中前へサヨナラ打(カメラ・朝田 秀司)

◆JERAセ・リーグ 阪神4×―3広島(14日・甲子園)

 阪神が今季7度目のサヨナラ勝ちで、今季最多更新の貯金「9」とし、2位を死守した。3―3の9回2死一、三塁。中野が黒原からサヨナラ中前打を放った。

 0―3の7回に攻撃陣が意地を見せた。1死満塁から梅野が押し出し四球をもぎ取り、木浪の二ゴロが併殺を狙った遊撃手・矢野の捕球ミスを誘い、2点目を奪った。さらに、代打の原口が「いい流れでみんながつないでくれた打席だったので、もうとにかく自分も次につなぐんだという強い気持ちと、積極的に攻めていく姿勢で打ちにいきました」と同点の左前適時打を放った。先発の森には完璧に抑え込まれた虎打線だったが、ようやく目覚めた。

 先発の才木は6回6安打3失点。0―0の4回に野間の中犠飛で先制点を奪われ、これが15イニングぶりの失点。援護に恵まれない中、6回に2点を追加されて降板した。「ストレートとフォークをいい感覚で投げることができていたのですが、要所で粘りきることができませんでした。特に3点目はいらない失点でした」と唇をかみしめた。

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