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リーダー気質でなくても行動と結果で示した競泳ニッポン女子のエースは、後輩の目標であり続けた…担当記者が見た

スポーツ報知 / 2024年9月15日 5時45分

21年、東京五輪で2冠を達成した大橋悠依

◆競泳 国民スポーツ大会(14日、佐賀市・SAGAアクア)

 成年女子200メートル個人メドレー決勝が行われ、21年東京五輪2冠の大橋悠依(28)=イトマン東進=が、2分12秒03の2位で終えて現役を引退した。レース後は「夢のような競泳人生だった」と涙。金メダリストの重圧にも苦しみながら五輪2大会を戦った個人メドレーの第一人者は今後、スポーツ栄養学を学ぶため大学院に進学予定で、後進の育成にも携わっていく。

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 女子競泳界を背中で引っ張ってきたのが大橋だった。東京五輪は、夏季大会では日本女子初となる2冠の歴史的偉業。翌年には女子では初めて、プロ選手に転向した。「次世代の選手に何かプラスになったり、刺激を与えられることがないかと考えた」と、後輩たちに残してきた道しるべ。日本代表の中でも決してリーダー気質ではないが、全ては行動と結果で示してきた。

 パリ五輪400メートル個メで6位に入った17歳の成田実生らの目標であり続けた大橋。パリまでの苦闘、そして五輪切符をつかんだ姿も、後進に一つのメッセージとなっただろう。今後も競泳界に携わるという。金メダリスト、そして大橋にしか伝えられない経験を、日本競泳界の財産として残してほしい。(大谷 翔太)

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