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【高校野球】石川・星稜が延長14回タイブレークで勝利…新エース、道本想が12回を無失点

スポーツ報知 / 2024年9月14日 19時28分

12回を無失点に抑えた星稜のエース道本

◆秋季高校野球石川県大会 ▽2回戦 星稜6-4遊学館=延長14回タイブレーク=(14日・石川県立)

 秋季石川県大会の2回戦が行われ、夏準優勝の星稜は延長14回タイブレークの末、6-4で遊学館を下して初戦突破を決めた。初戦で注目の強豪校対決となり、スタンドには多くの観客が詰めかける中で大熱戦。序盤から投手戦となったが、延長13、14回は点の取り合いで星稜が競り勝ち、炎天下で3時間27分の激闘に終止符を打った。試合後、熱中症気味だったという山下智将監督は汗だくになりながらも「選手たちはよく粘ってくれました。新チームになってからは各選手が結果を求めてチームになっていなかったが、最近ではミスが出ても助け合うようになりました」と明るい表情を浮かべた。

 最速141キロの新エース右腕、道本想(2年)が気迫の投球を見せつけた。自慢のストレートは打者手前で伸び、球速は140キロ近くをマーク。「調子は良くなかったが、回りから声をかけてくれた。相手エースには負けたくない」と道本。タイブレークに突入した延長10~12回には得点圏にランナーを背負い、一打サヨナラ負けの場面が続いた。「1失点も出来ない。すごくプレッシャーを感じました」。最高気温が33度の猛暑の中、疲れはピークに達していたが、11回2死満塁では138キロのストレートで空振り三振に仕留めてチームの流れを呼び込んだ。

 8月末の組み合わせ抽選会では、シード校の星稜に対し、同じブロックには実力校の金沢や金沢龍谷に加え、初戦は遊学館との対戦が決定。山下監督は「対戦が決まって、初戦に向けてチームを仕上げないといけない。みんなで戦う姿勢が出来ていました」と準備万端。タイブレークの練習も何度も行い、無死一、二塁からの場面を作って、守備と攻撃の練習を繰り返した。そして、遊学館の左腕投手対策には、前エース左腕の佐宗翼(3年)や、投手経験もある“左腕”専徒大和外野手(3年)が打撃投手となって新チームを支えた。

 この日は熱中症のため、主審やエース道本を含めて両チームの選手3人が治療を受けるなど、過酷な状況が続いた。16日の3回戦に向けて「まずは疲れを取って、コンディションを整えたい。明日の練習内容は選手と相談します」と指揮官。疲労を回復させて激戦ブロックを勝ち上がる。(中田 康博)

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