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小結・平戸海、同学年の大の里に完敗で3敗目「下に入ろうと思ったが、当たれなかった。考えすぎた」

スポーツ報知 / 2024年9月14日 19時51分

大の里(左)が平戸海を寄り切りで下し7連勝を決める(カメラ・今西 淳)

◆大相撲 ▽秋場所7日目(14日、東京・両国国技館)

 小結・平戸海(境川)は、無傷の6連勝でトップを走る大の里との一番。はたきにいく中途半端な立ち合いで、相手得意の右差しを許してしまい万事休す。左上手こそかかったものの、馬力で勝る大の里の圧力に一気に寄り切られた。

 以前から「負けられない」と意識する同学年との対戦。中学卒業と同時に入門したたたき上げの平戸海は、アマチュア横綱など数々の実績を引っ下げて角界入りした大卒エリートとの対戦に燃えるものがあった。この日の朝稽古でも師匠の境川親方(元小結・両国)と入念に立ち合いの動きを確認していた。支度部屋では「ハァー」と肩を落とし、「(立ち合いでしっかり)当たっていないのがダメ。下に入ろうと思ったが、考えすぎた」と反省を口にした。

 八角理事長(元横綱・北勝海)は「立ち合いの失敗。当たることが大事。押し込むことだよ。すぐ投げにいって相手を呼び込んでしまった」と分析した。

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