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霧島、物言いつく一番制し1敗死守 唯一の1差で大の里を追うも「何も考えない。顔じゃない。一番一番」

スポーツ報知 / 2024年9月14日 20時8分

霧島(右)が琴勝峰を寄り倒しで下し1敗を守った(カメラ・今西 淳)

◆大相撲 ▽秋場所7日目(14日、東京・両国国技館)

 元大関の関脇・霧島(音羽山)が、西前頭4枚目・琴勝峰(佐渡ケ嶽)との物言いがつく一番を制し、1敗を死守した。突っ張り合いから左を差し、右上手も取ったが胸が合う展開になった。土俵中央でのこうちゃく状態の後に引きつけて出たが、琴勝峰が土俵際で捨て身のうっちゃり。両者がもつれた。だが、協議の結果、軍配通りとなった。

 霧島は「結構(うっちゃりを)きれいにやられたかなと思いましたけど、僕もわからなかった」と土俵際の勝負を振り返った。ただ「最後まで諦めずに相撲を取ることができて、次につながる相撲かなと思いますね」と前向きにも捉えた。

 全勝でトップをひた走る関脇・大の里(二所ノ関)を唯一の1差で追う。優勝争いを盛り上げる存在として、元大関に期待がかかるが「まだ早いです。一番一番。何も考えられない。顔じゃない(身分不相応の意)です」と謙遜した。

 幕内後半戦の粂川審判長(元小結・琴稲妻)は軍配通りと判断したことについて「琴勝峰は足は残っていたが、ほぼ体がなかった。ビデオ室も取り直しはない、と。(土俵下の審判の)他の4人も同じ意見だった」と説明していた。

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