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女子フルーレで東晟良らパリ五輪銅メダルメンバーは優勝ならず 18歳・長瀬凛乃が初V…フェンシング全日本

スポーツ報知 / 2024年9月14日 21時9分

決勝を終えて取材に応じる東晟良(カメラ・林直史)

◆フェンシング 全日本選手権個人戦 第1日(14日、静岡・沼津市総合体育館)

 男女2種目で決勝まで行われ、女子フルーレはパリ五輪の団体銅メダリストがそろって出場したが、東晟良(共同カイテック)の準優勝が最高だった。宮脇花綸(三菱電機)、上野優佳(エア・ウォーター)、菊池小巻(セガサミー)は準々決勝で敗れた。

 4人はパリ五輪後、メディア出演や表敬訪問など多忙な日々を送ってきた。東は「4年に一度のためにずっと毎日練習してきて、まずは五輪が終わって体と心を休めたい気持ちがあった。フェンシング人生で初めて1か月間(剣を)持たなかった」という。練習再開は9月に入ってから。優勝にはあと一歩届かず「決勝に来たからには勝ちたい気持ちがあって、でも、今日はここまで来られるとはちょっと思ってなくて。うれしい気持ちと悔しい気持ちがある」と複雑な心境を語った。

 一方で、優勝を飾ったのは18歳の長瀬凛乃(日女体大)だった。準々決勝で上野、決勝で東と五輪メダリストを次々と破って初の頂点に立ち「今回の優勝で、五輪に届くということに現実味を感じた。これまで以上に強くなって、来年も連覇を目指して勢いを付けて(28年)ロサンゼルス五輪出場を目指したい」と力強く宣言した。

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